ゆっくり底へ

ゆっくり底へ


想いと志は
朝の輝きに
押しつけられ
この体は
どこまでも
沈んでゆく
重石を抱え
どこまでも
ただ
ひとりで

ゆっくり底へ

想いと志は
朝の輝きに
押しつけられ
この体は
どこまでも
沈んでゆく
重石を抱え
どこまでも
ただ
ひとりで

第18回「文芸思潮」現代詩賞 入選
(選考:渡辺みえこさん、五十嵐勉さん)

この詩は『詩集 双曲線上のイ短調』に収録しました